こんにちは、とんび母さんです🐦
凪良ゆうさんの『多類婚姻譚』を読みました。
「異類婚姻譚」といえば、昔からある“人間と人間以外(動物や神様など)が結婚するお話”のことですが、今作のタイトルはそこからもじった『多類婚姻譚』。
昔は「人間」と「異類」だったけれど、現代は人間同士であっても「まるで異類なのでは?」と思えるほど価値観が多様化している――。
そんな皮肉や問いかけが込められているようで、とても巧みなタイトルだなと感じました。
収録されている5つのお話は、まさにそれぞれ異なる「人と人」「ふたり」のあり方 を描いたもの。
「どんな内容?」と聞かれたら、一言で「まさに多類婚姻譚!」と答えたくなる一冊です。
特に印象に残ったのは、最後のお話に出てくる祥子のこのセリフ。
「別に寝たっていいのよ。そんなの少し喧嘩をして終わる話でしょう」
仕事と感情が複雑に絡み合う2人の関係性や、お互いの「大切にしているポイント」のズレ、そしてどこか男女の感覚の違いを感じさせる象徴的な場面でした。
「そうそう!女性にとって本当に大事なのは、そっちじゃなくて“そっち”なんだよね!」
と、思わず膝を打ちたくなる感覚をぜひ味わってみてほしいです。
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