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『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?』ブックレビュー|小学生にも伝わる“複利”の力

こんにちは、とんび母さんです🐦

橘玲さんの『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? 人生という「リアルなゲーム」の攻略法』を読みました。

経済の成り立ちが、とにかくわかりやすい。
トレードオフ、複利、タイパ、ベルカーブの仕事、限界効用逓減、レバレッジ、プラスサム、ブローカー、ハック……
大人でも日常生活ではあまり触れない概念を、小学生にも理解できる言葉で説明してくれています。

■ 複利の説明がとにかく秀逸

本では複利を、こんなふうに例えていました。

「毎日100円をもらえる。使わずに取っておくと、1割のおまけがつく」という設定で、30日間続けた場合。

  • 毎日使いきった場合
    → 100円 × 30日 = 3000円
  • 1日も使わずに取っておいた場合
    1日目:100円
    2日目:210円
    3日目:331円

    30日目:1万6449円

たった“1割のおまけ”でも、3000円が5倍以上に。
これが複利のパワーなんですよね。

しかも橘さんは、この複利の力は「お金だけじゃない」と言います。
勉強や努力にも同じ現象が起きる、と。

■ 複利はプラスにもマイナスにも働く

世の中を見ていると、本当に“いろんなものに複利”がかかっている気がします。

  • コツコツ続けた努力が、ある日一気に成果になる
  • 逆にマイナスも複利的に増える(=借金のように)
  • 勉強も「1日だけサボる」ではなく、積み上げが減っていく分だけ複利的にマイナス

「小さな行動の積み重ねが、大きな差になる」
これは本当にそうだな〜と思いました。

■ 次女の反応がかわいい

次女が
「これ、学校の読書タイムに読みたいけど、タイトルがすごくてちょっと(笑)」
と言っていて、たしかに日本の学校では広げづらいタイトル…!

でも内容は“お金の話”というより、
人生をどう攻略していくか
を教えてくれる一冊です。