📚本レビュー

新装版『むかし僕が死んだ家』ブックレビュー|静かな違和感が積もる東野圭吾の怖さ

こんにちは、とんび母さんです🐦
本屋さんで『むかし僕が死んだ家』(東野圭吾)の“新装本”が並んでいるのを見かけて、手に取りました。

東野圭吾さんの本は好き。
しかも新装版が出るということは――きっと読者に愛されてきた作品ということ。
期待値MAXで読み始めました。

物語は、
「小学校入学前の記憶が欠落している元カノ」のルーツをたどる話。

ふたりは山奥にある“白い小さな家”を訪ねます。
そこには――

・家族の生活跡(使いかけのまま)
・だけど電気も水道も通らない設計
・時計はすべて同じ時刻で止まっている

静かなのに不気味、淡々としているのに怖い。
その「違和感の積み上げ」に、じわじわ心をつかまれました。

東野圭吾さんって本当に天才。
図書館に行っても棚にズラッと並んでいて、どれも“同じ感じ”じゃない。
着地も毎回違う。
一体どんな脳内構造でこれを書いてるんだろう…。

夜に読んだら、怖くなって途中でそっと閉じてしまうかもしれません…笑
新装版が目に入ったら、迷わずどうぞ。