📚本レビュー

『みんななにかに縋りたい』ブックレビュー|依存症を描くミステリー

こんにちは、とんび母さんです🐦

新刊コーナーで何気なく手に取った本。
読んでみたら、『どうせそろそろ死ぬんだし』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した香坂鮪さんの新作でした。

南の島で行われる、3泊4日の「依存症回復プログラム」。
参加者は精神科医、料理人、カウンセラー、そしてさまざまな依存症を抱える5人の患者たち。

ところが初日の深夜、参加者のひとりが謎の死を遂げます。
そして物語は、さらなる事件へと進んでいく—

依存症というテーマの奥にある「誰もが持つ弱さ」を描きながら、
みんなで推理をしていく一冊でした。