
こんにちは、とんび母さんです🐦
昨日の記事で「ネット銀行が便利すぎて、もう大手銀行には戻れない」と書いたのですが、
今日はその流れで、“お金をどう持つか”にも通じる一冊をご紹介します。
『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ 著)です。
『ほったらかし投資術』の共著者としても知られる水瀬ケンイチさん。
この本をともに書いた山崎元さんのことを、水瀬さんは
「“Die With Zero”を地で行っているようなもの」と表現されていました。
山崎さんは、資産を積み上げて老後に備えるというよりも、
人生を豊かに使い切るタイプの方。
理論は明快で、読者への伝え方もとても上手でしたが、
どこか“理屈の上での最適解”という印象もあります。
(山崎さんのことも大好きですが)
一方で水瀬さんは、
自身の“トイレトレーダー”時代からインデックス投資との出会い、
リーマンショックを経て現在まで、
実際に波をくぐり抜けてきた投資家。
その経験があるからこそ、この本には机上の理論だけでは語れないリアルさがあります。
水瀬さんは他にも『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』を書かれていますが、
私が特に好きなのは本書の第5章「インデックス投資家、20年の実践記」。
ここでは、当時の短期チャートが掲載されていて、
「そのとき自分がこの場面にいたら、どんな気持ちだっただろう」と
リアルに想像することができます。
長期チャートを一気に眺めるのとは違い、
“先が見えない時に感じる揺れ” を追体験できるのが魅力です。
また、この本の中で水瀬さんはネット銀行にも触れています。
金利が高いからといって、キャッシュの全額をネット銀行に入れてしまうのは危険。
東日本大震災のような大災害時には、ATMが使えなくなり、
お金を下ろせなくなるリスクがある。
……ごもっともです。
ネット銀行の虜になった私も、肝に銘じます。
💡まとめ
『お金は寝かせて増やしなさい』は、
「インデックス投資って地味だけど本当に意味あるの?」と思っている人に、
“20年続けた先の実感”を教えてくれる一冊。
理論もリアルもどちらも知る水瀬ケンイチさんだからこそ書けた、
投資の「心の部分」に寄り添う名著です📖

