📚本レビュー

『クロエとオオエ』ブックレビュー|物語とジュエリーがつながる、新しい読書体験

こんにちは、とんび母さんです🐦

本屋さんでずっとランキング上位に入っていた
『クロエとオオエ』(有川ひろ 著)。
ようやく手に取ることができました。

物語は、宝石商の息子と、お得意先であるジュエリー加工業者の娘が
合コンで出会うところから始まります。
どちらも恋愛にはあまり興味がないタイプで、
その“淡白な距離感”が絶妙に心地よくて、すーっと読める作品。

そして何より驚いたのが、章ごとに登場するジュエリーが
QRコードから実際にスキャンして見られる仕掛け!
物語の中のジュエリーが、現実世界でもちゃんと存在しているという、
不思議な一体感が味わえます。

専用のしおりを読み取ると、
「クロエとオオエ公式ジュエリー」が数量限定で販売されているページにも飛べます。
値段は完全に“ジュエリー価格”なので眺める専門ですが(笑)、
“物語が持ち物に宿る”って、
こんなにも価値が増すんだなぁとしみじみ。
この仕組み、すごく好き。

そして、長女がこの本の表紙を見た瞬間、
「こういう本、読みたかった!表紙好き!」と一目惚れ。
定期テストが終わったら読むのを楽しみにしているようです。
綺麗なものが大好きな子だから、
きっとこの世界観にもハマるんじゃないかな、と私もワクワクしています。

読み終えて思わず、「これは本屋大賞ノミネートされる予感がする…」と感じる一冊でした。