📚本レビュー

都市伝説か、それとも…?『アナヅラさま』ブックレビュー|二度読み必至の衝撃作

こんにちは、とんび母さんです🐦

今日は、本屋をふらっとしていた時に見つけた**『アナヅラさま』**(四島祐之介著)のブックレビューをお届けします。
店頭で目を引いたのは「このミステリーがすごい!」大賞受賞作というポップ。やはり「受賞作」という響きには、抗いがたい魅力がありますよね。

都市伝説「アナヅラさま」の恐怖

物語の舞台は長野。そこには、顔にぽっかりと穴の空いた化け物**「アナヅラさま」**が人を飲み込むという不気味な都市伝説が伝わっています。
折しも、地元の女性たちが次々と行方不明になる事件が発生。「これはアナヅラさまの仕業ではないか」と、不穏な噂が広まり始めます。

幾重にも重なる視点

探偵・穂香のもとに舞い込んだのは、行方不明になった女性の捜索依頼でした。
本作の面白い点は、物語の核であるはずの「アナヅラさま」本人が序盤から登場すること。
• 怪異である「アナヅラさま」の視点
• 事件を追う探偵「穂香」の視点
• 囚われの身となった「行方不明の女性」の視点

これら3つの視点が交互に描かれ、物語は加速していきます。

読み終えた瞬間、世界が反転する

作中には性犯罪や虐待といった重いテーマも織り込まれていますが、それ以上に圧倒されるのがその構成力です。

最後の一線を越えた時、「一体どこで騙されていたのか?」と、すぐに最初から読み返さずにはいられませんでした。この結末は、正直予想できません。
「どんでん返し」好きの方には、ぜひ予備知識なしで読んでほしい一冊です。