こんにちは、とんび母さんです🐦
湊かなえさんの『暁星』を読みました。
この作品は、現職の文部科学大臣であり作家でもある人物が、式典の最中に殺害されるところから始まります。
事件を軸に、逮捕された犯人の手記や作中小説が重なり合い、新興宗教と事件の真相へと少しずつ迫っていく――現代社会の歪みを描いたミステリーです。
前半は、湊かなえさんの代表作『告白』を思い起こさせるような、静かで張りつめた文章。
淡々としているのに、どこか息苦しさがあり、読み手の感情をじわじわと揺さぶってきます。
ただ、この物語はそこで終わりません。
後半を読み進めることで、真の出来事が見えてきて、ようやく一つの物語として完成していきます。
2度目に読み返すと、1度目とは全く違う感情が。
「これはフィクションだけど、どこか現実と地続きなのでは」と思わせるところが、さすが湊かなえさんだなと感じました。
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