📝日々のこと

「助けて」と言われたとき― 声が届きにくい人たちを前にして考えたこと ―

こんにちは、とんび母さんです🐦

先日、介護施設を併設している病院の外来を歩いていたときのこと。
車椅子に乗せられたお婆さんが、私を見つめて
「助けて」「助けて」
と、縋るような目で訴えてきました。

車椅子を押していた女性は、その声に反応することもなく、淡々とそのまま連れて行きました。

私は立ち止まりました。
どうしていいのか分からず、ただお婆さんの目を見て、頷くことしかできませんでした。

もしかしたら認知症の方なのかもしれない。
そうであれば、車椅子を押している方に声をかけるのは失礼かもしれない。
でも一方で、「助けて」と言われたとき、何も聞かずにやり過ごしていいのだろうか、とも思いました。

高齢者や乳幼児の声は、たとえ助けを求めていても、
「そういうもの」として受け流されてしまうことがあります。
立場が弱く、状況をうまく説明できない人ほど、不利な場所に置かれやすい。

あのとき、私はどうすれば良かったのだろう。
今も答えは出ていません。

声が届きにくい人たちを、私たちはどう守っていけばいいのか。
考え続けていかなければならない、と感じた出来事でした。